うごかされ
映画などを映画館で観る機会よりも家のPCでDVDで観ることが増えた。ときどき大きな美術館で大きな作品を見ることもあるけれどそれもふくめ大画面、大きなものにふれる機会が減っている。
原爆の図丸木美術館に行った。広島のピカのあとの人々の様子が描かれた大きな屏風絵の連作。
丸木位里・丸木俊ご夫妻が共同創作大きな絵の中には等身大ほどの人間やユウレイや死体やその合間の状態や骨も混在してピカからの時間の経過で様変わりして人々の表情やかたちもそれぞれの惨状をみせている。ひどいことはひどいのだけれど画家の人に対するまなざしが暖かく感じられて不思議な力をもらえるからか、ずっと観られる。
東松山市なんて遠いし外は寒いし腰も痛いし喉も痛い気がするしおなかすいたし(ループ)でも観られてよかった。あの丸い背中で奇怪な体勢をしているのは足首だけなのは私かもしれない自分がかわいいから世界をよくしようと思うのは浅ましいけど平和を維持するには努力が必要で義務ってそういうことをいうのかも。
夕方には八王子にもどってきていつものようにいつもの顔ぶれでお稽古。生きててよかった。
丸木俊さんの絵はほんとにすてきで画集も買えばよかったな。絵本を買った。